特許情報から読み解く技術・ビジネス・文化

特許情報は、技術分野を横断する全方位的な技術情報のデータベースです。例えば、１次産業・２次産業・３次産業、川上（素材）～川中（部品・デバイス）～川下（機器・システム）、ビジネスモデル、ソフトウェアやアルゴリズムなど、広範囲な領域において、さまざまな切り口で横断的に特許情報を検索することができます。
 
企業が１件の特許出願をするには約50万円かかるといわれています。つまり、特許出願するということは、ある企業がビジネスの市場性を期待して投資対象としていることを意味します。
 
このような特徴のある特許情報を活用することによって、ある特定領域の技術分野において、ビジネスを展開したいと目論む企業はどこか、大学発明を活用するベンチャー・スタートアップ企業の動きはどうか、ビジネス企画の基礎情報源として活用することができます。特許情報を技術マーケティング情報として活用することで、学術情報、市場情報とは異なる、偏りのないデータを用いてビジネス施策を検討することができます。